【果たして親が離婚すると子は不幸なのか】あの時誰にも相談しなかった両親の離婚について語ろうと思う
中学二年生の時に両親の離婚を経験をしました。
その時に感じたことや思ったこと、離婚までの経緯を赤裸々に語ろうと思う。
離婚に至るまでの経緯
僕は両親が互いに笑顔で話している姿を、生れてこのかた見たことがない。物心ついた頃からよく喧嘩する姿を見ていたし、幼いながらに「仲が悪いんだな」と思っていた。父か母と二人でいる時も、父は母の不満をこぼし、母は父の不満をこぼす。これが僕にとっては日常茶飯事だった。
父は昔からカッとなりやすい性格で、気に食わないことがあると大声を張り上げ、暴力を振るう。兄の奥歯が吹っ飛び車内が血だらけになることもあった。事あるごとに自分を正当化し、金遣いも荒かった。母親の辛そうな表情を何度見たことか。そんな父に母は愛想をつかし、とある日僕の目の前で涙ながらに言った。
「離婚して下さい」と。父は特に反対することなく、その後着々と離婚が進み、僕が中学二年生の時に父は実家を出て行った。
しかし、離婚というのは親の問題だけではなく、子に与える影響も大きい。なんだかんだずっと一緒に生活してきた人間がある日を境にいなくなり、部屋もなくなるのだから当然だ。
当時両親には、「親権はどっちにするんだ?」と聞かれ、親権という言葉をそれまで聞いたことすらなく、説明を受けてもいまいち理解出来なかった僕は「どっちでもいいよ。」と答えた。
親権(しんけん)とは、成年に達しない子を監護、教育し、その財産を管理するため、その父母に与えられた身分上および財産上の権利・義務の総称。未成年の子に対し親権を行う者を親権者という。
母は強制することなく自由に選ぶことを勧めた。当時の僕からしたら、法的な親権なんてものはどうでもよかったのだが、この先母と暮らしていくことだけは決めていた。
もちろん、それが結果的に親権に対する答えとなる。
離婚後の生活
父が実家を出ていったことにより、新たな家族構成での生活が始まった。
離婚により母の笑顔は増えたように思う。あらゆる悩みや苛立ちから解放されたからだろう。何より父に対する苦言が減ったことが、離婚という選択が正しかったことを物語っていた。
しかし、女手一つで子供を育てるというのは、よく聞く話ではあるけれど、想像以上に大変なものだった。責任感の強い母は本当によく働き、家事もこなした。時期によっては帰宅時間が毎日12時を超えることもあった。子供のために節約し、ビールではなく安い発泡酒を飲む日々。それでも母は、弱音を吐くことはなかった。
養育費と父
毎月決まった日にちになると、父が実家に養育費を渡しに来る。その養育費を受け取るのは僕の役目だった。
なぜ僕の役目なのか。ここまでの話だと父はまるで極悪人のようだが、実はそうでもない。小学生時代の夏休みには、毎年自由研究を1日かけて手伝ってくれたし、どこかに行きたいとわがままを言えば、忙しくない限り嫌な顔することなく連れて行ってくれた。仕事も休んでいる姿を見たことは一度たりともない。そんな父を僕は決して嫌っていなかった。おそらく母はそのことに気づいていたのだろう。養育費を受け取る日くらいしか父と会うことはなかったが、その日には近況報告やたわいもない話をしたことをよく覚えている。
そんな状況が僕の学生生活が終了する21歳まで続き、就職とともに父と会うことはなくなった。
大人になった今思うこと
就職後、間もなくして父から再婚の報告があった。
図太い父ではあったが、このまま一人で老後を迎えることを想像すると、やはりどこか不安になる。「再婚」と聞いて正直ほっとした。
今では毎年誕生日になると、「おめでとう」と一通のメールが届く。そのメールが届くまで、父が誕生日を覚えているなど考えたこともなかった。
母には言っていないが、知ったら拍子抜けすることだろう。
もしかしたら、僕が思っているよりずっと、僕の事を見ていてくれたのかもしれない。
そんな父の一面には離婚するまで気づけなかった。
「離婚は子供にとって不幸なのか。」と聞かれたら、僕は真っ先に「そんなことはない。」と答える。確かに離婚は金銭的に苦しくなることもあるし、寂しさを与えてしまうことだってあるだろう。しなくて済むならそれにこしたことはない。
だが、親が子供の幸せを願うように、子供も親の幸せを願っている。
無理して結婚生活を続けても、子供は幸せだとは限らない。僕自身も母の辛そうな姿は見たくなかったし、母にとって離婚が最善の道なら僕にとっても同じく最善の道だった。
それに離婚は悪いことばかりではない。僕は女手一つで育ててくれた母に対し、世界中の誰よりも尊敬し、感謝している。母のような強い人間になりたいと今でも心の底から思っている。親のあるべき姿のようなものを、まざまざと見せつけられたのだから。
そんな僕は、27歳の時に結婚しました。結婚に対する悪いイメージは特にない。
親の離婚を理由に結婚に対して否定的な人がいるが、それは違うと断言する。
上手くいかなかった夫婦を誰よりも近くで見てきたきたのだから、その経験を生かせばいい。
両親に出来なかったこと、足りなかったと思うことを自分達の結婚生活に補っていけたら、きっといい夫婦になれるんじゃないかな。
以上でこの話は終わりです。
離婚で悩んでいる人が少しでも減ったら嬉しい限りです。
経験からたどり着いた仕事論と将来の展望
はじめまして、五十嵐歩夢です
これからブログを通して皆さんと成長していきたいと思っています。
まずは自己紹介を。
五十嵐歩夢って誰?
新潟市出身で医療関係の国家資格を取得し、21歳の頃に東京都の某医療グループから内定を頂き上京しました。
当時は、これから新しい人生が始まると思い、意気揚々としていました。その就職先は日本の医療機関でも5本の指に入る収益を叩き出しており、とにかくお金を持ってる団体でした。もちろん期待するは、好待遇なわけですが...
期待に反して超ブラックでした。
病院って基本サービス残業が当たり前、定時に帰られることはほぼないってことを働き始めてから気づかされる。。定時に帰ろうとすれば、「今日はスーパー定時で帰るんだ」と、わけのわからない嫌味をを言われる始末。そんな仕事にほとほと嫌気が差し、18歳の頃から好きで続けていた、パチスロで生活してみよう!と思い立ち、4年弱働いたブラック企業を退職しました。
当時は、パチスロで実際に生活出来るのか試してみたい、という好奇心と仕事で疲弊し現実逃避したいという思いでぐちゃぐちゃでした。
パチスロで生活するとか、今考えるとまじで頭おかしいわけですが(笑)
実際にニート期間を経て
勝っていく根拠とそれに伴う自信はあり、実際生活に困らない程度には稼げました。
会社に束縛されることなく、毎日毎日大好きなパチスロを打ち、飽きたらそのお金で旅行に行ったりなんかして、めちゃくちゃハッピーな期間が少なからずあったことは事実です。ただ1年程度してから思うわけです。
この生活続けてたら確実にヤバい。後戻り出来なくなる!ってね。
有資格者だし、再就職なんて簡単に決まるだろうと
余裕綽々で就職活動を開始しましたが、
世の中そんなに甘くなかった(笑)
現役ニートだと面接はおろか、書類審査すらさせて貰えないところがほとんど。
最近世の中では
「やりたくないことなんてやらず、やりたいことだけをやれ」とか
「会社にしがみつくなんて馬鹿」
みたいな意見が多いですが、明確なビジョンを持たずに仕事を辞めると
野垂死にます!
逆に言えば明確なビジョンを持てていれば問題ないし、むしろ挑戦するべきだと思う。
その後、履歴書のコツやら面接のコツやらをググりなんとか再就職に成功します。
それも今回はホワイト企業で…
再就職してみてわかったこと
晴れてニート後の再就職に成功するわけですが
そこで待っていたのは
つまらない毎日だったんです。
それもそのはずで、結局仕事が楽しいと感じるためには
その仕事自体が好きだったり、やりがいを感じていることが必要であって
会社がブラックだとかホワイトだとか福利厚生やらなんやらは
付加価値に過ぎないわけです。
会社に雇われ、上司の指示に従い、たいして興味のない仕事をこなす。
給料を貰うためだけに働く。
それではどんな仕事だろうが、どんな環境だろうが楽しいわけがない。
最も重要なことは人にやらされてやるのではなく
自分の意志でやる
このことに気づけていなかったんです。
将来の展望
自分という人間が心の奥底でなにを求めていたのかがはっきりとした今、【挑戦】の二文字が頭の中を埋めつくしています。
誰かの時間を生きるのではなく、完全に自分の意志で自分の時間を生きていきたい。
労働で会社から給料を貰うのではなく、自分の意志で稼ぐ。
やりたいことを全部やって、仕事と遊びの境界線がないような日々を送る。
そんな子供みたいなこと言ってんじゃねえよ!と思う人がいるかもしれませんが
僕はこれからは、素直にやりたいことを出来る人間が強いと思っています。
ベーシックインカムの導入が各国で議論される時代(実際に導入されるかは不明だが)。稼ぐために働くという考え方は間違いなく減っていくと思います。
AIが発達すれば、農作業などの単純作業はAIが寝ずにやるようになるわけで。
生産コストは圧倒的に下がり、食うために働くっていう考え方が消えてゆく。
根付いていた概念が消えていく。
そんな時代で生き残っていくためには
やはり自分の希少価値を上げていくことが重要であり
そのためには、毎日会社でルーティンをこなしたり、ただ指示通りに動きたいした成長もなく1日を終えてしまっていてはいけない。
これから自分の成長を考え、きっかけ作りにブログをはじめました。
これから暇な時にでも読んでいただけたら幸いです。